アレルギー性結膜疾患|上越妙高の眼科 上越北陸アイクリニック

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アレルギー性結膜疾患

アレルギー性結膜疾患について

結膜に炎症を起こすアレルギー性疾患

目に侵入したアレルギーの原因となる異物(花粉など)が結膜という粘膜に付き、免疫システムが異常な反応を起こして炎症を招いて痒みや異物感、充血などを生じさせる疾患です。

人間の体は、もともと花粉のような物質を異物としては認識せず、したがって通常はこうした抗原抗体反応は起こらないのですが、体質的にアレルギーの方ですと異物を排除しようとして、先のような症状が現れてしまうのです。

代表的なアレルゲン
アレルギー性結膜疾患のイメージ

アレルギー性結膜疾患の種類

アレルギー性結膜疾患には、主に以下の5種類があります。

季節性アレルギー性結膜炎

花粉などが原因となり、特定の季節にのみ症状が現れるタイプ。

通年性アレルギー性結膜炎

ハウスダストやダニ、カビ、動物の抜け毛、フケなどが原因となり、季節にかかわらず起こるタイプ。

アトピー性角結膜炎

アトピー性皮膚炎を伴うタイプで、他のアレルギー性結膜疾患と同様に、痒みがひどく、涙が流れ、結膜が厚くなったり、充血したり、また濁ったりします。

春季カタル

重症のアレルギー性結膜炎で、特に男子小学生に多く見られ、激しい目の痒みや白い糸状の目やにがたくさん出るタイプ。

巨大乳頭結膜炎

主にコンタクトレンズの汚れが原因となり、上まぶたの裏側(結膜)にブツブツができるタイプ。コンタクトレンズの洗浄と消毒を行い、常に清潔なコンタクトレンズを使用することが大切です。コンタクトレンズ自体の変更が必要になるケースもあります。

アレルギー性結膜疾患の症状

アレルギー性結膜疾患では、主に次のような症状が現れます。

アレルギー性結膜疾患の検査

通常は特に検査を行わず、症状から診断しますが、結膜の粘液成分や血液を調べてアレルギーの有無を検査することもあります。

アレルギー性結膜疾患の治療法

治療の基本は、薬物療法です。薬物療法の目的は、日常生活に支障が出ないように、痒みの症状を軽くすることです。

薬物としては、主に抗アレルギー点眼薬(抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエータ遊離抑制薬)が用いられます。重症のケースでは、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬などを使用する場合があります。

アレルギー性結膜疾患のなかでも、症状の出やすい時期が予測できる花粉などが原因となる場合には、症状が出る前の、花粉飛散時期の約2週間前から、または症状が少しでも現れたら、抗アレルギー点眼薬による治療を始めます。

そうすると、花粉飛散ピーク時の症状が軽くなります。毎年、花粉によるアレルギー性結膜炎に悩まされている方は、症状が現れる前に眼科を受診されるよう、お勧めいたします。

なお、抗アレルギー点眼薬は比較的副作用が少ない薬ですので、使用中は勝手に中断することなく、眼科医の指示に従ってください。

アレルギー性結膜疾患の対策

この疾患の対策のポイントは、日常生活でできるだけアレルゲンを避けるようにすることです(抗原回避)。例えば、下記のような対策が効果的です。

花粉対策
ハウスダスト対策

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