目が重い、疲れやすい――それは「ドライアイ」のせいかも知れません。 最近、パソコンやスマートフォンなどの普及により、目を酷使して、目が疲れやすい、あるいは何となく目に不快を感じるという人が増えています。目に不快感があると、仕事のみならず、日常生活でも大きな不便を感じたり、肩こり、頭痛、吐き気などの症状を招いたりすることがあります。
こういった疲れ目の原因で、ここのところ注目されてきたのが目の乾き、いわゆる「ドライアイ」です。目が疲れやすいのは、目を使い過ぎたためばかりでなく、もしかしたらドライアイのせいかも知れません。
ドライアイとは、目を守っている涙の量が少なくなったり、量は十分でも涙の質が低下したりすることにより、眼球の表面を潤す力が低下した状態です。目の表面に無数の傷がついたりする場合もあります。
また、目に入ってきた細菌や花粉などの異物を涙ですぐに洗い流すことができなくなり、感染症やアレルギーなどの炎症が起こりやすくなります。
目が疲れやすい、目が乾く、物が霞んで見える、目がゴロゴロする、などのちょっとした不快感は、早めの診断と治療によって改善することが多いので、ご相談ください。
※上記項目のうち5個以上があてはまる場合は、ドライアイが疑われます。